大山、後半に急失速も5位タイ健闘 横峯は連日のジャンプアップならず
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンが現地時間12日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独4位から出た大山志保はイーブンパー70とスコアを伸ばせず、通算3アンダー5位タイで大会を終えた。
トップと5打差からスタートした大山は、出だし1番から幸先良く連続バーディを奪取。4番でボギーを喫するも、6番から再び連続バーディをマークし、通算6アンダーまでスコアを伸ばして前半を折り返す。
しかし後半では立ち上がりの11番でボギーを叩くと、さらに直後の12番パー3ではティーショットをグリーン手前の池に入れてしまい痛恨のダブルボギー。この時点でトップと4打差まで離されると、そこからはスコアを伸ばせないまま5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーでホールアウトし、トップと5打差でのフィニッシュとなった。
12位タイから出た葭葉ルミもイーブンパー70の足踏みで最終日の競技を終了。前半をノーボギーの2アンダーと良い流れで折り返したものの、後半16番でこの日最初のボギーを叩くと、最終18番でもスコアを落とし、2バーディ、2ボギーで日本勢2番手の通算イーブンパー14位タイとなっている。
また、37位タイから出た上原彩子は2アンダー68のラウンドで通算2オーバー20位タイに。葭葉と同じく12位タイからスタートの鈴木愛は4オーバー74と崩れ、通算4オーバー32位タイに終わった。1オーバー71で回った菊地絵理香は通算5オーバー35位タイに入っている。
前日の「67」で54位タイから18位タイにジャンプアップしていた横峯さくらは、前半のうちに4つスコアを落とす。さらにバックナインでも最初の10番でこそバーディを獲るも、そこから2ボギーとスコアを落とし、1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー76で通算7オーバー47位タイという結果に終わった。
その他の日本勢は、穴井詩が4オーバー74のラウンドで通算10オーバー単独59位。61位タイからスタートした森田遥も2オーバー72とスコアを落とし、通算11オーバー60位タイとなった。
なお、優勝は4アンダー66で回り、通算8アンダーにスコアを伸ばしたチョン・インジ(韓)。ツアー初優勝をメジャー大会で飾っている。