“ジャーニーマン”J.スミスが大会記録で初優勝！

　米チャンピオンズツアーのエンコンパス選手権が現地時間12日、イリノイ州シカゴ郊外のノースショアCCのを舞台に最終ラウンドを終了。ジェリー・スミス（米）が2アンダー70で回り、大会記録の通算16アンダーで逃げ切った。

　3打差の首位から出たスミスは1打差に迫られた後半16番パー5で、バンカーから直接カップインするイーグル。これが決定打となり、ツアー初勝利をゲット。キャリア唯一の勝利はアジアンツアーのもので、ずっと「ジャーニーマン」と呼ばれてきたが、栄冠に輝いた。

　スミスは「私のようなジャーニーマンは勝つことを考えているわけではない。現実とは思えない」と勝利に驚いた様子。3打差の2位に入ったデビッド・フロスト（南ア）も「ジェリーにおめでとうと言いたい。彼はかなりのジャーニーマンだし、誰にだってチャンスはある」と勝者を祝福した。

　ウェス・ショートJr.（米）が通算12アンダーの3位。1992年のマスターズ覇者フレッド・カプルス（米）は5アンダー67とスコアを伸ばし、昨季王者のトム・レーマン（米）とともに通算9アンダー10位タイに入った。