注目選手振り返り 〜ブルックス・ケプカ〜
更新日:2015/12/19 11:52
掲載日:2015/12/19 11:51
ブルックス・ケプカ(米)は今年最も飛躍を遂げた選手の一人と言えるだろう。2014年に欧州ツアーのターキッシュ・エアラインズ・オープンで並み居る強豪を抑え優勝を果たしたケプカは、そのシーズンの同ツアー新人王にも選出。大きな自信を手に米ツアーでの本格参戦2年目を迎えた。
すると、2015年初戦ですぐさま結果を出す。2月のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン、20位タイで予選ラウンドを突破するとムービングサタデーで「64」を叩きだし急浮上。さらに最終ラウンドでも「66」で回ると、バッバ・ワトソン(米)、松山英樹、ライアン・パーマー(米)らに競り勝ち、ツアー初タイトルを手にした。
そして、シーズン後半に入るとその存在感はますます大きくなっていく。6月のフェデックス・セントジュード・クラシックで3位タイに入ったのをきっかけに、全英オープンで10位タイ、WGC-ブリヂストン招待で6位タイ、メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権でも5位タイに入り、10試合でトップ10入り5回記録した。
ドライビング・ディスタンスがツアー全体8位と飛距離が魅力的だが、パッティングのスコアへの貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングでも17位タイ。また、イーグル率はツアー1位と総合力の高さも証明した。2016年も活躍が予想される新星だが、10月のライダーカップメンバー入りも期待される。果たして、ジョーダン・スピース(米)ら新ビッグ3に対抗する存在となるか注目だ。