注目選手振り返り 〜ヘンリック・ステンソン〜
更新日:2015/12/25 11:28
掲載日:2015/12/25 10:57
2013年に史上初となる欧米の両ツアーで年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。2014-2015シーズンも両ツアーに参戦し、世界をまたにかけて活躍するプロゴルファーの一人だ。
常に長距離移動を強いられる過酷なスケジュールのなかで、米ツアーの2015年年初戦となった3月のWGC-キャデラック選手権とバルスパー選手権で4位(タイ)。アーノルド・パーマー招待では単独2位と3週連続で好成績を収める。
さらに、欧州ツアーでは6月のBMWインターナショナル・オープンでは最終日に「65」の猛チャージで、優勝したパブロ・ララサバル(スペイン)に1打及ばなかったものの単独2位。WGC-ブリヂストン招待では6位タイに入り、米ツアーでは16試合の出場でトップ10は8回、さらに予選落ちは0回と安定感抜群の成績を収めた。
フェデックス・ランキングは41位で進出した米ツアーのプレーオフシリーズでは、第1戦のザ・バークレイズで単独2位となると、調子は一気に上向きに。第2戦のドイツ銀行選手権でも単独2位、第3戦のBMW選手権では10位タイとなり同ランキング4位に浮上。最終戦のツアー選手権は優勝すれば2年ぶりの年間王者となるチャンスだったものの、ジョーダン・スピース(米)に競り負け2位タイ。それでも、ベテランらしい終盤の勝負強さ見せた。
40歳を迎える2016年は、リオデジャネイロ五輪、ライダーカップとビッグゲームも控えているが、何よりも求めているのはここ2年遠ざかっている「優勝」の2文字だろう。世界屈指のショットメーカーのプレーから目が離せない。