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注目選手振り返り 〜イ・ボミ〜 Part1

更新日:2016/01/02 16:07
注目選手振り返り 〜イ・ボミ〜 Part1
2015年、国内女子ツアーの主役となったイ・ボミ。(写真提供:Getty Images)

 

 2015年の国内女子ツアーの主役は間違いなくイ・ボミ(韓)だった。日本のゴルフ界の主役がイ・ボミだったと言っても誰もが納得するだろう。昨季、史上5人目となる年間7勝を挙げ、悲願の賞金女王に輝いた。さらに、1年で積み上げた獲得賞金は2億3,049万7,057円まで達し、伊澤利光が2001年に記録した男女通じての日本ツアー獲得賞金最高額(2億1,793万4,583円)をも更新する快挙を達成したのだから文句のつけようがない。

 昨年12月に行われた「LPGAアワード2015」では、LPGA Mercedes-Benz Player of the Year(年間最優秀選手賞)、賞金女王、年間平均ストローク第1位の3冠に輝き、「200点をつけてもいい」と自己採点をしたが、その他の部門でもパーオン率、平均パット数、パーセーブ率などでランキング1位を記録した順風満帆な一年だった。

 それでも、すぐに1勝目を手にしたわけでもなかった。シーズン4戦目のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIでは、プレーオフまでいきながら笠りつ子に敗れ2位。続くヤマハレディースオープン葛城からフジサンケイレディスクラシックまで3戦連続で2位タイと、4大会連続で優勝まであと一歩に迫り続ける抜群の安定感はさすがの一言だが、まだ勝利はない。

 5月に入ってもトップ10フィニッシュを続けていたイ・ボミが、ようやくシーズン初Vをつかんだのは大会史上初の連覇がかかっていたほけんの窓口レディース。すでに大会前には賞金ランクを含む4部門でトップに立っていたが、この時期に1勝目を挙げられたのは賞金女王を目指す彼女にとっては大きかったに違いない。

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