松山、ツアー2勝目に向けて3打差2位タイで最終日へ

米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンが現地時間6日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に順延となっていた第2ラウンドと第3ラウンドの競技を終了。松山英樹は通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイで最終日を迎えることとなった。
予選ラウンドをトップと2打差の4位タイで通過した松山。最終組の1つ前でプレーした第3ラウンドでも、立ち上がりの1番からバーディを奪うと、5番パー4では3メートルを沈めるなど前半を1アンダーでハーフターン。後半は難易度の高い11番、14番でスコアを伸ばすと、12番では3パットのボギーを喫したものの、2つスコアを伸ばし、トータル5バーディ、2ボギーの3アンダー68でホールアウト。リッキー・ファウラー(米)と並びトップとは3打差と優勝圏内を保ったまま、ツアー2勝目を最終日の18ホールに懸ける。
通算13アンダーの単独首位は、こちらもツアー2勝目を狙うダニー・リー(豪)。2位タイから出た第3ラウンドで2番から3連続バーディを奪うなど、前半を4アンダーとすると、6バーディ、2ボギーの4アンダー67をマークした。通算9アンダーの4位タイには、「64」を叩きだしたブライス・モルダー(米)とブー・ウィークリー(米)がつけている。
ツアー42勝を誇るフィル・ミケルソン(米)は、ノーボギーの6アンダー65と完璧なプレーで、37位タイから通算8アンダー単独6位にジャンプアップ。昨年の全英オープン覇者ザック・ジョンソン(米)も通算5アンダー17位タイに浮上している。一方、13位タイから出たバッバ・ワトソン(米)は、2オーバー73とスコアを落とし、通算2アンダー39位タイに後退。昨季王者のブルックス・ケプカ(米)も通算イーブンパー53位タイとなっている。
なお、第2ラウンドで6オーバー77と大きく崩れた石川遼は、通算4オーバーで予選落ちとなっている。