松山、まさかの「81」で急失速 トップは2週連続V狙うA.スコット

世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラック選手権が現地時間4日、フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラルを舞台に第2ラウンドの競技を終了。11位タイからスタートした松山英樹はまさかの9オーバー「81」を叩き、通算7オーバー60位タイまで順位を下げた。
前週大会は股関節痛により途中棄権となったものの、今大会初日では「70」とその影響を感じさせないプレ―を見せた松山。しかしこの日は、前半2番でバンカーにつかまって5オンからダブルボギーを叩き、続く3番も2打目が池に入ってダブルボギーと出だしから大苦戦。さらに9番で再び池に苦しみ、10番では残り約1.5メートルから3パットを要してまたも連続ダブルボギーを喫すると、その後も1つスコアを落として、2バーディ、3ボギー、4ダブルボギーの大叩きを演じている。
その一方で、この日「66」をマークして通算10アンダーの単独首位に立ったのはアダム・スコット(豪)。前後半ともに3つ伸ばす、8バーディ、2ボギーの内容で2週連続優勝に大きく前進した。またこの日は風も比較的穏やかなコンディションの中、その他多くの選手も着実にスコアを伸ばしており、昨季覇者ダスティン・ジョンソン(米)は「64」で通算8アンダー2位タイに浮上。世界ランキング3位のローリー・マキロイ(北アイルランド)も7アンダー65の好スコアでジョンソンと肩を並べる位置につけた。
その他上位陣は、通算7アンダー単独4位にダニー・ウィレット(英)。通算6アンダー5位タイにはバッバ・ワトソン(米)とチャーリー・ホフマン(米)が続く。そのほか、世界王者ジョーダン・スピース(米)はこの日スコアを伸ばせず通算3アンダー12位タイ。世界No.2のジェイソン・デイ(豪)は通算2オーバーに2つ落として41位タイとなった。また、56位タイから出た宮里優作は1オーバー73のラウンドで通算5オーバー57位タイとなっている。