イップスに悩むE.エルス、残り60センチから悪夢の6パット
更新日:2016/04/08 13:48
掲載日:2016/04/08 13:47

現地時間7日に幕を開けた米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズ(4月7日〜10日/ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)。メジャー4勝を誇る元世界王者、アーニー・エルス(南ア)が第1ラウンドの1ホール目で不名誉な記録を樹立した。
事件が起きたのは出だしの1番パー4。3打目のアプローチを60センチに寄せた時点で誰もがパーでの上りを予想したが、そこからのパットはカップの横を通り過ぎるばかりで、エルスもあちらこちらと行ったり来たり。
挙句の果てには片手でのタップインも蹴られ、続く6パット目でようやくカップイン。悪夢のような「9」打で1番ホールでの大会史上ワースト記録を更新してしまった。
結局、8オーバー80で81位タイと大きく出遅れたエルス。1番でのプレーは「説明出来ない」と力なく語った同選手に、同組で回ったジェイソン・デイ(豪)も「気持ちは分かる」と過去にイップスに悩んだ経験から同情のコメントを残している。