岩田、終盤イーグルで26位タイ発進　D.ジョンソンは1打差4位タイ

　米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシックが現地時間9日、テネシー州のTPCサウスウインドで第1ラウンドの競技を終了。2012年王者のダスティン・ジョンソン（米）が1打差5位タイの好発進を切り、日本から唯一出場の岩田寛は1アンダー69で4打差26位タイにつけた。

　ここまで3戦連続予選通過の流れを今週の上位フィニッシュにつなげたい岩田は、3番からの連続バーディで作った貯金を前半のうちに吐き出し、イーブンパーで後半へ。しかしパーを並べて迎えた16番、フェアウェイから残り215ヤードの2打目を1メートル弱に寄せて悠々とイーグルを奪い2アンダー。18番で1つ落としたものの、1イーグル、2バーディ、3ボギーでアンダーパーにまとめる上々の滑り出しとなった。

　雪辱を期す翌週の全米オープンへ最後の調整を図るジョンソンは、インスタートの前半に一時2オーバーまで後退も、迎えた16番パー5で2オンからイーグル、さらに17番から立て続けの4バーディで猛チャージ。以降は伸ばし切れなかったが、1イーグル、7バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの4アンダー66でトップと1打差の好位置で初日を終えている。

　5アンダー65の首位タイはノ・スンヨル（韓）ら3人が並ぶ。全米オープンでのキャリアグランドスラムを見据えるフィル・ミケルソン（米）は4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー70で40位タイ。昨季覇者のファビアン・ゴメス（アルゼンチン）やブルックス・ケプカ（米）、元世界王者アーニー・エルス（南ア）といった強豪も同じく40位タイから2日目の上位進出を目指す。