D.ジョンソンが悲願のメジャー初V! 昨季の雪辱果たす逆転優勝
今季メジャー第2戦、全米オープンが現地時間19日、ペンシルベニア州のオークモントCCで順延となっていた第3ラウンドと最終ラウンドの競技を終了。トップと3打差暫定3位タイから出たダスティン・ジョンソン(米)が逆転で悲願のメジャー初優勝を飾った。
昨季大会では決勝のイーグルチャンスから3パットで惜敗を喫したジョンソン。第3ラウンド後半13番からのプレーとなった最終日は、1バーディ上積みで同ラウンドを「71」とし、トップと4打差の2位タイで最終ラウンド突入。前半2番、9番と飛距離を武器にバーディを重ね、失速した首位シェーン・ロウリー(アイルランド)をかわして単独首位に躍り出る。
その後の14番では2メートルのパーパット失敗でボギーを叩くも、後続と2打差で迎えた15番以降をパーで切り抜けると、最終18番ではフェアウェイキープから2打目を1.5メートルにつけてバーディ締め。ホールアウト後、前半5番のパーは素振り時にグリーン上のボールが動いたことによる1打罰でボギーとなったが、3バーディ、2ボギーの1アンダー69で後続に3打差をつけ、見事に昨季のリベンジを果たした。
トップと3打差の通算1アンダー2位タイにはロウリー、ジム・フューリック(米)、スコット・ピアシー(米)の3人が並んだ。後続と2打差の暫定トップから出たロウリーは、第3ラウンドの後半14番からプレーを再開し、同ラウンドを今週ベストの「65」でホールアウト。しかし、リードを4打に広げて迎えた最終ラウンドは1バーディ、7ボギーの6オーバー76と急失速。「66」と追い上げたフューリックらと並んで大会を終えた。
通算イーブンパーの5位タイはセルヒオ・ガルシア(スペイン)とブランデン・グレイス(南ア)。第3ラウンドで「66」と大きく伸ばしたジェイソン・デイ(豪)は最終18ホールで1つ後退し、ザック・ジョンソン(米)らとともに通算2オーバー8位タイに入った。
そのほか、暫定3位タイから出たリー・ウェストウッド(英)は最終ラウンドで「80」と苦戦し、通算8オーバー32位タイ。前日に54ホールを回り終えたジョーダン・スピース(米)は、6番パー3でトリプルボギーを叩くなど最終ラウンド「75」と大きくスコアを落とし、通算9オーバー37位タイで連覇を逃している。