上原、藍は24位タイに後退　「62」のL.コが首位タイで最終日へ

　米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権が現地時間25日、アーカンソー州のピナクルCCで第2ラウンドの競技を終了。単独首位から出た上原彩子は3オーバー74とスコアを落とし、2012年覇者の宮里藍と並ぶ通算6アンダー24位タイに後退。首位タイのリディア・コ（ニュージーランド）らと8打差で最終日を迎える。

　初日に大会記録タイの「62」で飛び出した上原だが、勢いを維持することは出来なかった。後続と2打差で迎えたこの日、上原は1番から幸先良くバーディ発進も、続く2番パー5でダブルボギーを喫するなど前半1オーバーの折り返し。後半も11番でウォーターハザードにつかまって2度目のダブルボギーを叩いてしまい、トータル3バーディ、2ボギー、2ダブルボギーで大きく順位を下げている。

　3打差3位タイからスタートの藍は、出入りの激しい3バーディ、3ボギーのイーブンパー71でスコアを伸ばせず。その他日本勢は2アンダー69で回った野村敏京が、通算5アンダー36位タイに浮上して予選を通過している。一方、同じく「69」の横峯さくらと2オーバー73の宮里美香は、通算2アンダー78位タイでカットラインに1打及ばず予選落ちとなった。

　今季3勝目を目指す世界女王コは、バックナインを「28」で回る1イーグル、7バーディ、ノーボギーの「62」を叩き出し、前日16位タイからジャンプアップ。「63」のモーガン・プレッセル（米）と通算14アンダーに並んだ。2打差3位タイにはツアー4勝のキャンディ・クン（台）ら3人。一方、世界No.2のブルック・ヘンダーソン（カナダ）は通算イーブンパー100位タイで大会を終えている。