松山、「67」で20位タイ浮上! 欧州13勝のP.ケイシーが優勝に王手
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権が現地時間4日、マサチューセッツ州のTPCボストンで第3ラウンドの競技を終了。松山英樹は4アンダー「67」で回り、通算7アンダー20位タイで最終日を迎えることとなった。
46位タイで決勝ラウンドに駒を進めた松山は、序盤からショットがピンに絡んで出だし5ホールで3バーディを奪取。9番パー4では3オン、2パットのボギーを喫するが前半を2アンダーで折り返す。するとバックナインでも12番でバーディが先行。16番でスコアを落とした後の上がり2ホールを連続バーディで締め、6バーディ、2ボギーの内容でホールアウト。大きく順位を上げて、最終日は上位進出を狙う。
優勝争いは、欧州ツアーで13勝を誇るポール・ケイシー(英)が通算15アンダーで単独首位に。トップと1打差の2位タイから出ると、3番でボギーを喫しながら5番からは3連続バーディをマーク。さらに、後半は上がり3ホールで3アンダーとスコアを伸ばし、米国での2勝目に向けて後続に3打差を付けた。
通算12アンダー単独2位にはブライアン・ハーマン(米)。全米プロ王者のジミー・ウォーカー(米)、首位から出たケビン・チャペル(米)、スマイリー・カウフマン(米)が通算11アンダー3位タイとなっている。世界ランキング5位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は5アンダー「66」でラウンドし、通算9アンダーでリオデジャネイロ五輪金メダリストのジャスティン・ローズ(英)らと7位タイとなっている。
一方、昨季年間王者のジョーダン・スピース(米)は1オーバー72とスコアを落として、通算5アンダーでセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、アダム・スコット(豪)らと並んで23位タイに後退。予選ラウンドで62位に沈んでいた世界ランキングNo.1のジェイソン・デイ(豪)は、通算4アンダー33位タイとなっている。