ヘーゼルティンは簡単だった? J.ローズがセッティング批判
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2016/10/03 16:49
現地時間2日に最終日の競技を終え、米国チームの圧勝に終わったライダーカップ。舞台となったヘーゼルティン・ナショナルGCは過去に全米オープンなどのメジャー大会も開催した名門だが、欧州チームのジャスティン・ローズ(英)が同日、今大会での同コースのセッティングに対して批判的な見方を示した。米Golf Channelなど複数のメディアが報じている。
2002年、09年に同コースで開催された全米プロゴルフ選手権にも出場経験のあるローズは競技後、記者会見の席で「ピンの位置に関してはプロアマ大会のような印象。どれもグリーンの真ん中だった」と指摘。特に池絡みの17番については「ジョーク」と切り捨て、「池が絡んだホールではそこからなるべく離れたところにピンが立てられていた」などと様々な設定の甘さを振り返った。
最終日のバーディ、イーグルの数を見ると、24選手計202ホールのプレーでバーディ数は122、イーグル数は3。特に伸ばし合いとなったフィル・ミケルソン(米)とセルヒオ・ガルシア(スペイン)の一戦では、ミケルソンが10個、ガルシアが9個のバーディを奪うなど、ローズの言葉をデータが後押しているようにも思われる。
「正直言ってあまり理解できない」。そう苦言を呈したローズ自身は今大会2勝3敗で大活躍とはならず、最終日は18ホールを3バーディ、4ボギーで回ってリッキー・ファウラー(米)に敗れた。同選手のコメントには、会見で2つ隣の席についていたローリー・マキロイ(北アイルランド)もうなずき、賛同する様子を見せた一方、最終日にローズを下したファウラーはこれに対し否定的な見方を示し「シングルスに関してはフェア」と話している。