C.シガンダがプレーオフでA.リー下し初優勝! 野村は18位タイ
米女子ツアーのアジアシリーズ第3戦、LPGA KEBハナバンク選手権が現地時間16日に韓国のスカイ72GC オーシャンCで最終ラウンドの競技を終え、カルロタ・シガンダ(スペイン)がアリソン・リー(米)とのプレーオフを制してツアー初優勝。日本勢は野村敏京が通算3アンダー18位タイ、宮里美香が通算13オーバー69位タイとなった。
5打差4位タイから逆転初優勝となったシガンダは、後半10番までにノーボギーの6アンダーで3打差トップに立ったものの、14番ダブルボギー、16番ボギーのあと、1打リードで迎えた18番でも1つスコアを落とし、6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの通算10アンダーで首位から後退。それでも、最終組のリーが18番で3打目を池に落としてボギーを喫したことで再び両者が並び、勝負はプレーオフへもつれ込む。
すると、ともにボギーを叩いた18番でのプレーオフは1ホール目で決着。フェアウェイを外したリーのパーに対し、シガンダがフェアウェイキープから1.5メートルのバーディパットを沈めて初トロフィをつかんだ。欧州3勝を数える26歳の米ツアー初白星は、スペイン勢としては2013年7月のビートリス・レカリ以来の勝利となった。
19位タイで最終日を迎えた野村は、前半3番でのバーディ先行から6番、7番と立て続けにスコアを伸ばすも、サンデーバックナインで失速。10番から連続ボギーで勢いを失うと、その後もバーディのないまま1つスコアを落とし、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウトとなった。68位タイから出た宮里は「76」とこの日も苦戦を強いられ、わずかに順位を下げて大会を終えている。
トップと2打差の通算8アンダー3位タイに入ったのは、リオデジャネイロ五輪銅メダリストのフォン・シャンシャン(中)とキム・ミンスン(韓)。通算7アンダーの5位タイにブリタニー・ラング(米)、M.J.ハー(韓)が続いた。
そのほか、今季5勝のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)に昨季覇者レクシー・トンプソン(米)、チョン・インジ(韓)らはいずれも通算4アンダーの13位タイでフィニッシュ。ロレックスランキング(女子世界ランク)No.1のリディア・コ(ニュージーランド)は通算3オーバー51位タイ。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)は通算5オーバー56位タイとなった。