テレサ・ルーがツアー記録で今季3勝目 イ・ボミは2年連続賞金女王
国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープンは20日、愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で最終ラウンドの競技を終了。テレサ・ルー(台)が通算24アンダーまでスコアを伸ばし、今季3勝目をマークした。
後続に4打差をつけてスタートしたルーは、6番まではパープレーが続いたが、7番から4連続バーディを奪取。11番でボギーを喫し、その後は猛チャージをかけた比嘉真美子に1打差まで迫られる場面もあったが、最終18番での外せばプレーオフとなるパーパットを沈めて逃げ切り。4アンダー68で回り、2013年「アース・モンダミンカップ」での堀奈津佳が持つ72ホールでのアンダーパーツアー記録(通算21アンダー)を3ストロークも更新しての優勝となった。
一方、3年ぶりの優勝を目指した比嘉は、5番パー5でイーグルをマークすると、上がり3ホールを3連続バーディとし、7アンダー「65」とルーにプレッシャーをかけたものの、一歩及ばず。単独2位に終わっている。通算20アンダー3位タイには鈴木愛と原江里菜、通算19アンダー5位タイには菊地絵理香と森田遥が入っている。
一方、37位タイから出たイ・ボミ(韓)は、7バーディ、2ボギーの5アンダー67でラウンドし、通算9アンダー26位タイでフィニッシュ。賞金ランキング2位の申ジエ(韓)が36位タイ、同3位の笠りつ子が26位タイで優勝を逃したため、2010-2011年のアン・ソンジュ(韓)以来となる2年連続賞金女王戴冠が確定している。
また、シード権争いでは賞金ランキング52位の藤本麻子が通算13アンダーで13位タイ、同49位の藤田光里が通算8アンダー32位タイに入り、同ランキング上位50名に与えられる賞金シードを確保。同50位の茂木宏美は50位タイ、同53位の一ノ瀬優希は53位タイでシードを喪失している。