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注目選手振り返り 〜ヘンリック・ステンソン〜

更新日:2016/12/27 15:28
注目選手振り返り 〜ヘンリック・ステンソン〜
全英オープンを制するなど充実のシーズンを送ったH.ステンソン。(写真提供:Getty Images)

 

 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)にとって、2016年は自身のキャリアの中でも最高の年となった。

 今年の初戦となった欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権で3位タイと好スタートを切ったステンソンは、4月の米ツアー「アーノルド・パーマー招待」では3位タイ、シェル・ヒューストン・オープンでは1打差の単独2位と優勝争いを展開。そして、6月の欧州ツアー「BMWインターナショナル・オープン」では節目となるツアー通算10勝目をマークする。

 これで勢いに乗ったステンソンは、メジャー第3戦の全英オープンで快挙を達成する。フィル・ミケルソン(米)との決勝ラウンド36ホールの歴史的な激闘を制して、72ホールのメジャー最少スコア「264」の記録を樹立。スウェーデン人男子選手として初のメジャーチャンピオンに輝いた。

 さらに、112年ぶりに復活したリオデジャネイロ五輪の男子ゴルフ競技ではジャスティン・ローズ(英)との金メダル争いに敗れはしたものの銀メダルを獲得。4度目の出場となったライダーカップでも最終日のシングルスマッチで米国チームの若きエース、ジョーダン・スピース(米)に3アンド2で勝利するなど2勝をマークし、チームは敗れたが存在感を発揮した。

 その後も10月のWGC-HSBCチャンピオンズで2位タイ、欧州ツアーのファイナルシリーズではネッドバンク・ゴルフチャレンジで単独8位、最終戦のDPワールド・ツアー選手権ドバイでも9位タイと調子を落とすことなく自身2度目となるレース・トゥ・ドバイのタイトルを獲得。欧州ツアーの年間最優秀選手に選出された。世界屈指のショットメーカーは2017年には、いくつのトロフィを掲げるだろうか。

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