2016注目大会振り返り 〜ワールドカップ〜

オーストラリアのキングストンヒースDCで11月に開催された 国別対抗戦「ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフ」では、松山英樹と石川遼の2人が日本代表として戦った。
初日に行われた1つのボールを交互に打つフォアサム形式では、前半で3オーバーと苦戦。しかし、後半は15番、16番と石川が長いバーディパットを沈めるなど巻き返し、トップと4打差の10位タイにつける。すると、フォアボール形式(それぞれがプレーし良い方のスコアを採用)では7バーディを奪って、スコアを伸ばして8位タイに浮上する。
再びフォアサム形式で行われた3日目は、初日同様前半は我慢の展開となったが後半をノーボギーの2アンダーでラウンド。4位タイに浮上して最終日にフォアボールでの逆転を目指した。7打差を追って出た最終ラウンドでは、松山が3番でバーディを奪うと、4番と5番では石川がともにピンそば50センチ以内につけるスーパーショット見せてバーディを奪う。しかし、中盤ではグリーン上で苦戦すると、終盤は松山がバーディ奪い「65」を記録したが、6位タイで終戦。3度目のワールドカップ制覇とはならなかった。
一方、優勝は2日目に圧巻の「60」をマークしたデンマーク代表だった。トービヨン・オルセン&ソレン・ケルドセンのコンビは、第2ラウンドで首位に立つと、3日目、4日目もスコアを伸ばす盤石の戦いぶりを見せ、後続に4打差をつける快勝劇に。デンマークにワールドカップ初制覇をもたらした。
2位タイに続いたのは、米国(リッキー・ファウラー&ジミー・ウォーカー)、フランス(ビクトル・ドゥブイソン&ロメイン・ランガスキュー)、中国(呉阿順&リ・ハオトン)の3か国。一方、地元での連覇を目指した豪州代表(アダム・スコット&マーク・リーシュマン)は9位タイに終わった。