石川、スコア伸ばせず53位Tで最終日へ A.ハドウィンが「59」
米男子ツアーの2017年米国本土初戦、キャリアビルダー・チャレンジが現地時間21日、カリフォルニア州PGAウエストのスタジアムC(SC)、ニクラウス・トーナメントC(NT)、ラキンタCC(LQ)の3コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。スタジアムCをプレーした石川遼はイーブンパー72とスコアを伸ばすことができなかったが、通算6アンダー53位タイで最終日進出を決めた。
31位タイから出た石川だったが、この日は苦戦。前日まで好調だったフェアウェイキープ率は21.43%と大きく下がり、パーオン率も55.56%に止まった。出だしの1番からトリプルボギーを叩くと、5番からの4ホールで3バーディを奪い、前半はイーブンパー。後半も10番、12番でバーディが先行したが、16番パー5で痛恨のダブルボギーを喫して、順位を下げる結果に。最終日は同じくスタジアムCが舞台となるが、修正して1つでも上の順位を目指す。
一方、ラキンタCCをプレーしたアダム・ハドウィン(カナダ)が大記録を達成。前半2番から6連続バーディを奪うなど、7アンダーでハーフターンすると、後半も11番から5連続バーディを奪取。さらに17番でもスコアを伸ばすと、最終18番はパーセーブし、ノーボギーの13アンダー「59」を達成。ツアーでは「ソニー・オープン・イン・ハワイ」でのジャスティン・トーマス(米)以来となる50台を叩き出し、通算17アンダー単独首位で優勝に王手をかけた。
トップと1打差の通算16アンダー単独2位にはドミニク・ボゼリ(米)。前日首位のハドソン・スワフォード(米)らが、通算15アンダー3位タイとなっている。6位タイから出たフィル・ミケルソン(米)は、3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算9アンダー21位タイに後退となっている。