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大きなミスをしないフィル・ミケルソン

更新日:2017/04/07 12:03
大きなミスをしないフィル・ミケルソン

 

 現地時間6日に今季男子メジャー初戦、マスターズ(ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC)が開幕し、第1ラウンドの競技を終了。25回目の出場となるフィル・ミケルソン(米)は1アンダー71の4位タイでホールアウトした。

 強風の中でのプレーとなった初日だが、地元オーガスタ・クロニクル紙の取材で「僕は(このコンディション)が大好きだ。風が強いとミスを誘うし、このコースに慣れていない選手たちは、このホールはこう攻める、このピンの位置に対してはこう打たなければならないという判断がしにくい。結果的に致命的なミスをしてしまうんだ。僕は何回も出場しているから、どこに打てばいいか大体わかるよ。もちろんミスをすることもあるけど、それは良いミスで、パーを拾えるチャンスがある範囲だよ」とミケルソンはコメントした。

 コメント通り大きなミスはせず、4位タイと好スタートを切り、4度目のグリーンジャケットに袖を通せる位置にいる。また、コースに対して「イーブンパーかアンダーパーで回れれば十分なコースだよ。バーディも奪えるし、グリーン上でボールを止めやすい。簡単にパーでしのぐことできる。しかし一方で、大叩きしてしまうホールもたくさんあるんだ」というのが彼の考え。

 そんな考えが的中したのは15番パー5。グリーン手前の池に捕まったジョーダン・スピース(米)は「9」、ビリー・ハーレーIII(米)はトリプルボギーを叩いてしまった。ミケルソン自身もラウンドを通して4つのボギーを叩いたが、最小限のミスに抑え、前半2番パー5ではロングパットを決めてイーグルを奪った。

「イーグルは良かった。すばらしい形でスタートできて嬉しかったけど、まだまだ16ホール残っているし、パーを拾っていければ、というのが目標だったよ」とミケルソン。

 第2ラウンドも風が強いとの予報に対し「精神的には変わらないよ。パーを奪うことを最初に考えて、バーディチャンスがあればバーディを奪っていく」と強く意気込んだ。

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