1年間の自信を手にエリンヒルズへ挑むジョン・ラーム
更新日:2017/06/13 18:14
掲載日:2017/06/13 18:08
ジョン・ラーム(スペイン)にとって、昨年アマチュアとして挑んだ初の全米オープンは第1ラウンドから「76」と出遅れる苦い経験をしたが、第2ラウンドからは69-72-70と安定したスコアを並べた。
「初日を除けば3ラウンドで1オーバーと良いプレーが出来た。予選も通過できたし、ローアマチュアも獲得できて幸せだったよ」と1年前をラームは振り返る。
今週はいよいよ、その舞台に戻ってくる。昨年の経験は大きな財産になったと話す。「学ぶことができた。(昨年は)守りに入ってプレーをしていたんだ。コースをリスペクトしすぎていて、自分がやっていたようなアグレッシブなプレーが出来なった」
反省をすぐに生かしたラームは、昨年の全米オープン後、プロ転向初戦となったクイックン・ローンズ・ナショナルで3位タイに。そして今季は1月にツアー初優勝、WGC-デル・マッチプレーで準優勝に輝き、最新の世界ランキングではトップ10に名を連ねている。1年間で得た自信はエリンヒルズでの積極的なプレーを後押しするだろう。
しかし、全長は7,600ヤードを超え、多くのバンカーとフェスキューが待ち構える今年のコースは冷静さと忍耐力も試される。はたして、“情熱の国”の新鋭はマスターズを制したセルヒオ・ガルシア(スペイン)に続くことができるだろうか。