史上初の大波乱... 世界トップ3がメジャーで揃って予選落ち
米男子ツアーの今季メジャー第2戦 全米オープンが現地時間16日、ウィスコンシン州のエリンヒルズを舞台に予選ラウンドの競技を終了。世界ランキングトップ10のうち6人が予選落ちの憂き目にあっている。米『Golf Channel』が報じた。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米)、2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、3位のジェイソン・デイ(豪)らが予選ラウンドで姿を消す逃す波乱が起きている。1986年にランキング制度が登場して以降、トップ3が同時に決勝ラウンド進出を逃すのは史上初であることが分かった。
ディフェンディング・チャンピオンとして今大会に挑んだジョンソンだったが、初日3オーバー75で出遅れると、2日目も1つスコアを落とし、通算4オーバー93位タイ。世界No.1は「グリーン上でとても苦労した」とプレーを振り返り、続けて「ジェイソンやローリーも同じ考えだと思うが、コースセッティングはパーフェクトだ。しかし全てはパッティング次第だった」と後悔の念を口にしている。
また、マキロイは初日の崩れが大きく響いた。2日目は終盤に猛チャージを見せるも、カットラインに4打及ばず2年連続の予選落ち。102位タイのマキロイは「最後の6ホールで4つバーディを奪ったが、6ホール全てでスコアを伸ばせたと思う。でもあまり関係なかった。僕のスコアはカットラインからかなりかけ離れていたんだ」と話した。
第1ラウンドで2つのトリプルボギーを叩くなど、大きく崩れたデイは、通算10オーバーと155選手中下から8番目でフィニッシュ。同選手は、5年ぶりの予選落ちに「非常にストレスの溜まるゴルフだった。このゴルフコースに合ったプレーを心掛けたが、残念なことに良い結果を出せなかった」と心境を語っている。
その他、同ランク6位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、8位のアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)、そして10位のジョン・ラーム(スペイン)がエリンヒルズを後にしている。