メジャー初戴冠のB.ケプカ 勝利のカギはショットの安定
更新日:2017/06/19 17:06
掲載日:2017/06/19 17:04
現地時間18日に行われた全米オープン(ウィスコンシン州エリンヒルズ)の最終ラウンドで5アンダー「67」をマークし、後続に4打差をつけて優勝を飾ったブルックス・ケプカ(米)。15回目のメジャートーナメント出場で初となるビッグタイトル獲得となった。
優勝会見に出席したケプカは「信じられないよ。今何を話しているのかも分からない」と興奮を隠しきれず。「2011年の全米アマチュアを戦った場所で勝てたことは、本当に特別なことだ。チーム全員の努力の結果だよ」と、関係者への感謝も忘れなかった。
今季の平均ドライビングディスタンスでもツアー5位(307.6ヤード)を誇るように、飛ばし屋のイメージが強いケプカだが、1981年大会以降初の4日間を通してのフェアウェイキープ率とパーオン率がともに80%を上回った選手となった。特にフェアウェイキープ率は大会史上最高の87.5%を記録。エリンヒルズのフェアウェイが過去のコースよりも広かったことも関係しているが、安定したショットが通算16アンダーというビッグスコアのカギとなったことは間違いない。
ツアーでの優勝は2015年のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン以来だが、メジャーでは今大会も含めて8試合連続で21位(タイ)以上、そして全米オープンは4年連続で18位(タイ)以上と大舞台での強さを持つ27歳。「今週成し遂げたことは、驚くべきことだよ」と話し、この1勝がさらなる躍進のきっかけとなる可能性は十分にありそうだ。