「63」から「75」 最高から一転「最悪な出来」で失速したJ.トーマス
更新日:2017/06/19 18:26
掲載日:2017/06/19 18:24
最高のラウンドをした翌日のプレーはとても難しくなる。メジャーの舞台であれば尚更だ。全米オープンの第3ラウンドで「63」を叩き出したジャスティン・トーマス(米)は、最終日にその難しさを知ることとなった。
ムービングサタデーの猛チャージにより、最終日をトップと1打差の2位タイで迎えたトーマス。最終結果は8度目のメジャー出場にして自己最高位となる9位タイとなったものの、日曜日のスコアが前日よりも12ストローク多い「75」となってしまったこと、優勝したブルックス・ケプカ(米)に8打差をつけられたことを考えると、求めていた結果とはならなかった。
最終日のプレーを「最悪な出来だった」と振り返るトーマスだが「ブルックスが5アンダーを叩きだしてくれて嬉しいよ。彼は常に素晴らしいゴルフを見せていた。もし、優勝スコアが12アンダーか13アンダーだったら、より大きい悔しさを感じていたと思う」と、2位以下に4打差をつけて圧勝したライバルを称賛した。
フェアウェイキープ率は79%を記録しながらも、パーオン率は50%となったことが、トーマスの最終日における不調を物語っている。「正直に言うと、バックナインの時点で(優勝の)チャンスがなかったことに残念だ」と、1番からの5ホールで3ボギーを喫して失速したことを悔やんだ。