メジャー3勝目のJ.スピース、「あの悪夢から立ち直れる」
更新日:2017/07/24 11:34
掲載日:2017/07/24 11:30
今季メジャー第3戦 第146回全英オープンが現地時間23日に英国のロイヤル・バークデイルGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。メジャー3勝目を手にしたジョーダン・スピース(米)は、この勝利でマスターズの苦い記憶を払拭できると語っている。
スピースはこの日、1番、3番、4番、9番とボギーを叩き、フロントナインを終わってスタート時のリードを全て消費してしまう。しかし、14番から4連続でスコアを伸ばし、2年ぶりとなる自身3度目のメジャー制覇を成し遂げた。
競技後、スピースは「今までの経験を活かしたゴルフができた」と優勝を決めた1日を振り返った。
2016年のマスターズでダニー・ウィレット(英)に逆転を許した苦い経験は、スピースに大きくのしかかっていた。しかし、メジャー3勝目を手にしたことによってこの記憶は薄れていくだろうと考えているようだ。
同選手は「数週間前の大会(トラベラーズ選手権)で優勝したことはとても大きいものだった。でも、もう1つメジャーを勝ち取ることで僕は完全に立ち直れると思っていた。メジャー大会を勝ち取るだけの力があると証明した」と優勝の喜びを語った。
苦しい展開になってしまった前半を振り返ったスピースは「なんで今までのようなショットが打てないのかと考えていた。コンディションも難しくなっていて、ナーバスにもなっていた。でも一番は自分のプレーができなかった」とラウンド時の心境について言及。
続けて「今日のラウンド中、マット・クーチャーだけでなく、他の競技者のことなど色々と考えていた。それらはとてもタフだったが、ゴルフに集中して乗り越えられた。今日は最高の形で締めくくることができた」とコメントを残している。