“グリーンマイル”に捕まったマスターズ王者 「悪いショットを打てば…」
更新日:2017/08/11 18:41
掲載日:2017/08/11 18:18
現地時間10日開幕した全米プロゴルフ選手権の舞台となっているノースカロライナ州クエール・ホローC。大規模な改修が施されたフロントナインに注目が集まるなか、このコースの名物ホールである上がり3ホール、通称“グリーンマイル”も選手たちを苦しめた。
特にマスターズ王者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、“グリーンマイル”以外の15ホールを1アンダーでプレーしながらも、最終的なスコアは4オーバー「75」。16番からの3ホールが80位タイに沈む原因となった。
16番パー4の2打目を池に入れたガルシアは、このホールをダブルボギーとすると、17番パー3は3パットでボギーに。そして18番パー4では2打目をグリーン左のクリークに入れて、再びダブルボギーを喫した。
「あの3ホールは、とてもタフなものだったよ。悪いプレーをすれば厳しい結果となる」と振り返ったガルシア。しかし、37歳のスペイン人が“グリーンマイル”に泣かされるのはこれが初めてではなく、2005年に同コースで開催されたウェルズ・ファーゴ選手権では、最終日を6打リードで迎えながらも17番で池に入れるなどしてリードを失い、プレーオフの末に優勝を逃している。
ガルシアは「ここでは良いショットを打って、願わくは3つのパーかバーディを取りたい。でも、悪いショットを打てば、その代償を払うことになるんだ」と、改めて“グリーンマイル”の恐ろしさを語った。果たして、2日目はこの3ホールを乗り越えて、決勝ラウンドに進むことができるだろうか。