M.クーチャー「秋の予定はこんなはずじゃなかった」
台風21号の影響や、アメリカとトルコ間のビザ問題などがあり、マット・クーチャー(米)は「秋の予定はこんなはずじゃなかった」と米ゴルフチャンネルの取材に対して答えた。
ザ・プレジデンツカップの後、3週連続の予定で海外試合にエントリーしたクーチャー。まずは、千葉県で行われたブリヂストンオープン、中国で26日に開催するWGCシリーズのWGC-HSBCチャンピオンズ、そして11月2日にトルコで行われる欧州ツアーのターキッシュ・エアライン・オープンだ。
ブリヂストンオープンは台風の影響で2日間競技に短縮。ターキッシュ・エアライン・オープンに関しては、アメリカとトルコの関係が悪化し、両国がビザの配給を停止したため、欠場せざるを得なくなった。
「海外の試合に出場しない方が良い、という方向に進んでいる。上院議員の知り合いがいて、国務省に問い合わせてもらったら、ビザに問題があることが発覚した」
5年前、クーチャーはエキシビションでトルコを訪れ、タイガー・ウッズ(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)らとプレー。また、息子・キャメロン君の誕生日を祝った。「トルコでの祝い方が分からなかったから、みんなでバスローブを着て、部屋でトルコ流のパーティをした」と楽しい時間を過ごしたようだ。
15年ぶりの日本へは、妻、2人の息子と訪れ、新幹線、相撲観戦、忍者体験などを楽しんだ。ここまでは良かったが、台風が来てしまい競技の初日と最終日が中止となってしまった。
「初めてのブリヂストンオープンで、とても楽しみにしていた。スポンサーとしてもお世話になっているからね。だけど、台風の影響で避難しなければならなかった。ここ2年で2回も避難している(ジョージア州でのハリケーンの際)」
26日に開幕するWGC-HSBCチャンピオンズでやっと、天気次第だが、4日間プレーできる。また、クーチャーは11月はまるごとオフを取り、ウッズ主催のヒーロー・ワールド・チャレンジ(11月30日/バハマ・ニュー・プロビデンス、アルバニーGC)に出場し、2017年を終える予定だ。
(写真提供:Getty Images)