国内デビューを飾ったセクシークイーン アン・シネを振り返り
新人女王の称号を手にするなど韓国ツアーで活躍したアン・シネは昨年の予選会を勝ち上がり、国内女子ツアーでデビューを果たす。ゴルフのスキルは去ることながら、そのルックスで女子ゴルフ界を牽引した“セクシークイーン”の1年間を振り返る。
今季から国内ツアーに参戦するアン・シネのデビュー戦は、5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ。ゴルフファンやメディアからの熱視線を浴びる中、アン・シネはカットライン上で予選を通過するも、決勝ラウンドではスコアを伸ばせず、41位タイで初戦を終える。
プレーはそっちのけで、ビジュアルやウェアばかりが注目されるアン・シネだが、アース・モンダミンカップ(16位タイ)、ニッポンハムレディスクラシック(13位タイ)、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント(15位タイ)と3大会連続でトップ10入りまであと一歩と安定した成績を残した。
国内ツアーでの優勝も近いのではないかと考えられていたアン・シネだが、ここから苦しい時期が続く。大東建託・いい部屋ネットレディスから2大会連続で予選落ちを喫すると、ニトリレディスゴルフトーナメント、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、マンシングウェア レディース東海クラシックと上位に割り込めない。
すると、9月に行われたミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで12位タイと復調をうかがわせる。しかし、10月のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースでは、初日にクラブ超過で罰打を科されると、体調不良を理由に2日目を前に棄権するなど、なかなか波に乗れない状態が続いたままデビューシーズンを終えた。
国内ツアー1年目では、14試合を戦いトップ10入りを1度も果たせず、賞金ランキングは83位に低迷。さらに、ファイナルQT(予選会)まで進出するも、71位に終わり来季のツアーシード権を逃してしまう。12月に来日した際に来年も国内ツアーに参戦することを表明したアン・シネ。今年の女子ゴルフ界の主役に躍り出た“セクシークイーン”の来年の奮起に期待したい。
(写真提供:Getty Images)