ファンあってのプロスポーツも… 問われるギャラリーのマナー
更新日:2018/02/22 19:54
掲載日:2018/02/22 12:30
ギャラリーのマナー問題がゴルフ界でいま大きな話題となっている。
発端は前週のジェネシス・オープン。タイガー・ウッズ(米)が出場することで注目を集めた大会には多くのギャラリーが訪れたが、一部の熱狂的ファン、通称「タイガーマニア」が大声で42歳の元世界No.1の名前を叫ぶなど度を過ぎた応援に対し、同組のローリー・マキロイ(北アイルランド)やジャスティン・トーマス(米)が苦言を呈していた。
予選ラウンドを終えてマキロイは「彼らの目の前でプレーしたことは、彼のプレーに何かしらの影響を与えたと断言せざるを得ない」とし、翌日にはトーマスが「残念だけれど、これもゴルフの一部なんだろう。選手がボールを打つ時に大騒ぎするような競技ではないということをみんなが認識していることを願う」とギャラリーの意識に訴えた。
もちろんファンあってのプロスポーツ。声援に支えられることもあるのは間違いない。だが当のタイガーも「それは仕方がないことなんだ」としながらも「(大歓声すぎて)スコアを落としたこともあるし、優勝を逃したことだってある」と明かしていた。
タイガーが大ギャラリーを引き連れるのはいまに始まったことではないが、やはり最近はネガティブな言葉やテイクバック中に叫ぶなど見る側のマナー低下が目立つのは確か。
今週のザ・ホンダ・クラシックにもタイガーは出場予定だが、今回の問題提起を受けてタイガーマニアたちの反応は? いまギャラリーの意識が問われている。
(写真提供:Getty Images)