バッバ・ワトソン「私はマスターズの優勝候補ではない」
世界ゴルフ選手権シリーズのWGC-デル・マッチプレー(テキサス州、オースティンCC)を制し、今季2勝目を挙げたバッバ・ワトソン(米)。同選手は来月5日に開幕するマスターズ(ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC)3勝目に向け視界良好となった。
しかし、世間の反応は意外と薄いようで、ワトソンがマスターズ初制覇をした時と同様に、優勝候補と考える人は多くないようだ。
そのことについてワトソンは「私は本命ではない、と自分でもそう言うだろう。私は優勝候補ではない(笑)」と勝利インタビューで答え、「(マスターズの週には)話しかけないで欲しい。集中させてくれないと良いプレーができないから、話しかけないで」と語った。
実際にラスベガスのブックメーカー『Westgate Las Vegas Superook』では、タイガー・ウッズ(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ジョーダン・スピース(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)よりも人気がなく16倍となっている。
1番人気のウッズに対して面白い発言をワトソンはした。「タイガーが私の隣にいるとしよう。タイガーは心の中で、”しっかりやればバッバに勝てるな”と思うだろう。私も同じで、タイガーが隣にいたら、”しっかりやればタイガーに勝てるな”と思うんだよ」と直接は言わないがメラメラしている事を明かした。
また「全てのゴルファーが同じこと言うと思うよ。メディアはそういうの上手くごまかすけど、選手はみんな自分が一番だと思っている」とプロの世界では誰よりも強いと思わない限り、特にマスターズのようなメジャー大会では勝てないのだろう。
選手にとってオッズは関係ない。ワトソンは3着目のグリーンジャケットに袖を通すことだけを考えて、準備してプレーするのみだ。
(写真提供:Getty Images)