マスターズ出場を狙うポルター ライダーカップ時のパターを使用
更新日:2018/04/01 13:14
掲載日:2018/04/01 12:57
米男子ツアーのヒューストン・オープン(現地時間31日/テキサス州、ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン)第3ラウンドが終了し、イアン・ポルター(英)が通算14アンダーでトップに並んだ。
初日こそ1オーバー73と出遅れたが、2日目に「64」、3日目に「65」と共にノーボギーで回り、首位タイに浮上。幻となりつつあったマスターズ出場がいよいよ現実味を帯びてきた。
前週のWGC-デル・マッチプレーでは、準々決勝前に一部メディアがマスターズ出場決定と報じてしまい、実際には確定しておらず、本人にもその誤報が伝わってしまうという悲劇が起きた。
「マスターズ出場が間違った情報だと知った時は、ショックというよりも怒りがこみ上げてきた。それを木曜日まで引きずっていたから、それ以降はあまり出場権のことは考えず、ベストなゴルフをすることだけを考えていた」
パッティングが絶好調で、「23年のキャリアの中で今いちばん良い状態か」という記者からの質問に、「パッティングに関しては間違いなくそうだね」とポルターは答えた。
ストロークに違和感を感じ、少し肩を開いて打つフォームにしてから調子を上げたポルターは、2012年のライダーカップ時に使用し、欧州チームの勝利に貢献したパターを使っている。
「ここまで完璧なゴルフは頻繁にできないかもしれないが、今後に活かせる鍵となるものを見つけたもしれない」と語り、「今の状態を書き留めて、上手くいかなくなった時は読み返す必要があるかもしれない」とユーモアなコメントもしている。
5年ぶりのツアー優勝、そしてオーガスタ出場権獲得に向けて、残り18ホールをポルターは全力で戦う。
(写真提供:Getty Images)