R.マキロイ、過去の失敗を糧にグランドスラムのプレッシャーを克服
更新日:2018/04/04 18:51
掲載日:2018/04/04 18:18
ローリー・マキロイ(北アイルランド)はマスターズ(現地時間5日/ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC)で優勝すれば、史上6人目のキャリアグランドスラム達成となる。
大記録を目前に気持ちが高ぶるのは無理もない。マキロイは、「僕はマスターズという伝統のファンであるし、ここで勝つことの意味、そしてその重みを知っている」とした上で、「ただ試合が始まれば、そういう雑念は取り払って、ティーショットからパットという試合運び、自分のプレーをすることに集中しなければならない」と気を引き締めていた。
フィル・ミケルソン(米)と同じく、今季グランドスラム達成の可能性があるジョーダン・スピース(米)はマキロイについて、「ローリーは明らかに筆頭候補だろうね」と健闘を祈っていた。
10年連続でマスターズに出場しているマキロイは、過去4年連続でトップ10フィニッシュを決めているが優勝には届いていなかった。その原因について本人は、オーガスタ・ナショナルGCというコースを尊敬するあまり、攻撃的なゴルフをすることが出来ていなかったとしている。
今大会でも特に注目を浴びているマキロイだが、2011年大会での失敗という苦い思い出を糧にしているそうだ。同大会でマキロイは、4打差単独トップで最終日をスタートした。しかし、最終日の10番でトリプルボギー、11番でボギー、さらに12番でダブルボギーとサンデーバックナインで崩れ「80」と優勝争いから脱落した。
一連のプレーについてマキロイは、「あの経験が自分を強いゴルファー、人間へと成長させてくれた。乗り越えるのに時間はかかったけれど、長い目で見ればよかったと思う」と振り返っている。
(写真提供:Getty Images)