A.スコット、パットが冴えず19位に後退　全米オープンOP出場に向け最終日へ

　米男子ツアーのAT＆Tバイロン・ネルソン選手権（現地時間19日／テキサス州 トリニティフォレストGC）第3ラウンドが終了。全米オープンの出場が危ぶまれているアダム・スコット（豪）は、1オーバーの72とスコアを落とし、前日7位から通算9アンダー19位に後退した。

「今日はパットが冴えなかった」とスコットは一日を振り返り、「風のせいに出来たらいいけどね」と悔やんでいた。また「今日のように、順位を上げなければならない日に、パットが決まらないのは苦痛」と語った。

　スコットはこの日、2m以上のパットを一度も決めれず、7番では約1.5mのバーディパットを外し、続く8番でもスリーパットのボギーなど、パッティングの不調が顕著だった。

　現在世界ランク65位のスコットは、今大会後、同60位以内に入れば全米オープンに出場できるが、そのためには最低でも今大会を9位以内で終える必要がある。できなかった場合は、6月4日に行われるセクショナルクオリファイング（最終予選）に出場せざるを得ない。

「課題は山積みだね。全米オープンに出場したいからね」と述べ、「明日はとても良いラウンドをできればと思う。2日目までは良かったから、明日もう一度それができれば、まだチャンスはある。明日がダメでも、数週間後にまたチャンスがある」とベテランは前を向いていた。

　窮地に立たされているスコットだが、2001年から17年連続で続いている、自身のメジャー67大会連続出場記録を更新することは出来るだろうか。

（写真提供：Getty Images）