J.トーマス、家族の前でWGC初優勝 勢いで全米プロ連覇なるか
更新日:2018/08/06 11:10
掲載日:2018/08/06 11:07
後続に4打差をつける通算15アンダーでWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州 ファイヤーストーンCC)を制したジャスティン・トーマス(米)。今季3勝目は特別な思い出となった。
最終ホールでウィニングパットを決めたトーマスを待っていたのは家族だった。「両親、祖父、祖母の姿が見えた。大きく息をのんで、下を向くしかなかった。ゴルフコースでこんな気持ちになったことはない」。
祖父のポールさんは、ファイヤーストーンCCで開催された1960年の全米プロゴルフ選手権に出場経験のある元プロゴルファー。孫のトーマスがPGAツアーで優勝する姿を見たのは今回が初めてで、トーマスも「目の前で勝てて良かった。とてもクールなこと」と嬉しさを表した。
ツアー通算9勝目を手にしたトーマスだが、実は「今日はとても緊張していた」と明かし、「1打差リードと3打差リードでスタートするのは違うんだ。いいプレーを心掛けながらも、すこし守りながらプレーする必要がある。過去の経験から今日は上手くいった」と後続の状況を見極めながらトーマスは安定したゴルフを展開した。
米国時間9日に連覇のかかる全米プロゴルフ選手権(ミズーリ州 ベルーフCC)が開幕。2007年にはタイガー・ウッズ(米)がブリヂストン招待を制し、全米プロゴルフ選手権で優勝と2週連続Vを達成している。勢いのあるトーマスのプレーに注目だ。
(写真提供:Getty images)