クラブヘッドが観客の頭に当たり6針の怪我 K.スタッドラーが叩きつけたのが原因
更新日:2018/08/20 06:15
掲載日:2018/08/19 15:00
現在開催されている米男子下部ツアーのウィンコ・フーズ・ポートランド・オープン(オレゴン州パンプキン・リッジGC)2日目に、観戦していた男性が頭を6針縫う怪我をしたと『ESPN.com』が報じている。男性はすでに退院しているそうだ。
2014年の米男子ツアー「フェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」を制したケビン・スタッドラー(米)が、イライラして叩きつけたクラブの先が折れて、それが男性に当たった。
同組でプレーした2003年全米プロ覇者のショウン・ミチール(米)が詳細を明かした。
「15番パー3のこと。彼は7番アイアンで悪いショットを打った。怒りからクラブを地面に叩きつけた。そしたらクラブの下(約15センチ)が折れて飛んで行った。私は頭をとっさに下げたが、クラブヘッドは後ろに飛んで行って、私の右にいた男性に当たった」
「あんな大量の血を見たのは初めてかもしれない。メディカルチームが来るまで約15分間、男性のもとに我々は一緒にいた。頭蓋骨骨折と最後に私は聞いたが、(結果的に)そうではなかったようだ。(スタッドラー)は完全に落ち込んでしまったので、少しでもやる気を出すように励ました。わざとやったわけではなく、我々もクラブが折れて飛んで行ったことには驚いた。どれだけクラブを叩きつけることが危険か、改めて学んだ」
また、同ツアーの競技委員、オーランド・ポープ氏は「本当にひどいアクシデントだ。ケビンはショックを受けている。とても心配しており、反省している」とコメント。なお、スタッドラーはカットラインに1打及ばず予選落ちを喫した。
(写真提供:Getty Images)