残り8人はキャプテン推薦 気になるライダーカップ候補選手
2年に1度の欧米対抗戦 ライダーカップ(現地時間9月28日〜30日/フランス/ル・ゴルフナショナル)の自動選出メンバー16人が決定し、残るはキャプテン推薦による8人となった。
米国選抜は、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウ、ザンダー・シャウフェレ、ケビン・キスナー、マット・クーチャーらが候補。
デシャンボーは先週のプレーオフ初戦「ザ・ノーザン・トラスト」を制し今季2勝、現在FedExランキング1位とほぼメンバー入りと考えていいだろう。副キャプテンのウッズも「デシャンボーがチームに必要」と全米プロ前に語っていた。
「チームに必要」と言えばウッズもだ。全英オープンで6位タイ、全米プロで単独2位と好成績を収めており、何より存在自体が脅威。そこに1995年から連続出場のミケルソンが選出され、2人がコンビを組めば敵地であろうと盛り上がることは間違いない。
米1勝のフィナウは今季未勝利だが、25試合に出場してトップ10入りが9回。マッチプレーではバンバン振っていけるので、平均飛距離316ヤードを活かせる。
昨季新人王のシャウフェレ、去年のザ・プレジデンツカップで活躍した米2勝のキスナー、2010年大会から連続で出場しているベテランのクーチャーと、キャプテンのジム・フューリックも悩むところだろう。
3人はデル・テクノロジーズ選手権後(米国時間3日)、最後の1人はBMW選手権後(同9日)に発表される。
欧州選抜は、イアン・ポルター(英)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)、ポール・ケイシー(英)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ラッセル・ノックス(スコットランド)、マット・ウォレス(英)、リー・ウェストウッド(英)、アレクサンダー・レヴィ(仏)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、トーマス・ピータース(ベルギー)らが候補に挙げられる。
チームに欠かせないのはお祭り男のポルターだろう。盛り上げる力、ここぞという場面でチップインを決めたり、ロングパットを沈めたりとマッチプレーに強い。今季は4月のヒューストン・オープンで優勝し、最後のマスターズへの切符をつかみ精神的な強さを見せてくれた。
欧州3勝のカブレラ-ベロは米ツアーでは未勝利だが、今季は18試合に出場してトップ25入り8回と安定したゴルフを展開している。同郷のガルシアはメジャー4大会すべて予選落ちなど不調だが、マッチプレーとなればまた違ってくるかもしれない。
ノックスは7月の欧州ツアー「アイリッシュオープン」で優勝、マット・ウォレスは先週の同ツアー「メイド・イン・デンマーク」でプレーオフの末、今季3勝目を挙げた。プレーオフで敗れた元世界1位のウェストウッドも復活してきている。
地元フランスから選出されるとすればレヴィ。欧州5勝で4月の欧州ツアー「ハッサンIIトロフィー」で優勝している。
欧州3勝のピータースは全米プロで6位タイ、16年全英オープン覇者のステンソン、3月の米ツアー「バルスパー選手権」を制したケイシーも捨てがたい。主将のトーマス・ビヨーン(デンマーク)の決断はいかに。水曜日(5日)に4人が発表される。
【米国選抜8人】
ブルックス・ケプカ
ダスティン・ジョンソン
ジャスティン・トーマス
パトリック・リード
ジョーダン・スピース
リッキー・ファウラー
バッバ・ワトソン
ウェブ・シンプソン
【欧州選抜8人】
フランセスコ・モリナリ
ジャスティン・ローズ
ティレル・ハットン
トミー・フリートウッド
ローリー・マキロイ
ジョン・ラーム
トービヨン・オルセン
アレクサンダー・ノレン
(写真提供:Getty Images)