セベ・バレステロスの初VはKLMオープン 谷原と宮里が出場中
更新日:2018/09/14 16:15
掲載日:2018/09/14 16:05
欧州ツアーのKLMオープンがオランダのザ・タッチを舞台に行われており、谷原秀人は3アンダー27位タイ、宮里優作は3オーバー127位タイで初日を終えた。
1976年(当時はダッチ・オープン)、19歳のセベ・バレステロス(スペイン)がプロ初優勝を挙げたのが今大会。1976年にわずか16歳でプロ転向して、2年後のことだった。
それからの活躍は説明するまでもないが、欧州ツアー通算50勝(歴代最多勝利数)、米男子ツアー通算9勝(マスターズ2勝、全英オープン3勝)、国内男子ツアー通算6勝、その他ツアー通算31勝と大活躍した。
天才と呼ばれたバレステロスは超攻撃型プレーヤー。ドライバーは曲がることが多かったが、アイアンの切れ味が鋭く、どんな場所からでも球を自由自在に操りグリーンを捉えることから、七色のアイアンショットを放つと言われた。
有名なのは1979年の全英オープン。最終日の16番ホールでティーショットを大きく右に曲げ、ボールは臨時駐車場の車の下に。救済で車を移動したものの、優勝争い中で厳しい状況。しかし、芝生もなく、グリーンも見えない場所からショットを放ち、約4メートルにつけるスーパーショットを放ちバーディを奪取。見事メジャー初制覇を成し遂げたのだ。
バレステロスの熱い意思を引き継ぎ、ホセ・マリア・オラサバル、ミゲール・A・ヒメネス、セルヒオ・ガルシア、ラファエル・カブレラ-ベロ、ジョン・ラームらが活躍している。
(写真提供:Getty Images)