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前人未到の2年連続年間王者へ J.トーマスは勝てば偉業達成

更新日:2018/09/20 15:36
前人未到の2年連続年間王者へ J.トーマスは勝てば偉業達成
前人未到のフェデックスタイトル連覇に挑むJ.トーマス。

 

 米男子ツアー最終戦のツアー選手権が今夜開幕。ついに今年の年間王者が決定する。

 2007年に始まったプレーオフではタイガー・ウッズ(米)が唯一2度トロフィを掲げているが、連覇したものは未だいない。それもそのはず。過去11年の歴史のうち9人の前年王者が最終戦進出に失敗している。ウッズは負傷離脱もあったものの、それほど厳しい2年連続の戴冠に今年チャレンジする権利を得たのがジャスティン・トーマス(米)だ。

「誰もやったことのないことをできる機会があることに興奮している」とトーマス。手首に軽い負傷を抱えており最高の気分とはならなかったようだが、静かに闘志を燃やした。

 さらに特筆すべきはトーマスがランキング5位で最終戦に臨むということ。前述の通り、前年のチャンピオンが翌年の最終戦に進出したケースは過去2例あるが、2012年にフェデックス覇者となったブラント・スネデカー(米)は2013年は12位でイースト・レイクへ、2015年のプレーオフを制したジョーダン・スピース(米)は翌2016年は9位だった。

 言わずもがなフェデックスカップ上位5人は、優勝すれば他者の結果に関係なく年間王者を決めることができる。自らの運命を自らコントロールできるというのは2人にはなかったことで、そういった意味でも最も連覇に近づいていると言える。果たしてトーマスはウッズも達成できなかった2年連続のトロフィをその手に掴むことはできるだろうか。

(写真提供:Getty Images)

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