欧州選抜、亡くなったスペイン女子大生のために黄色のリボンを着用
更新日:2018/09/26 11:52
掲載日:2018/09/26 10:48
ライダーカップ(現地時間28日&〜30日/フランス/ル・ゴルフナショナル)の欧州選抜メンバー全員が、悲惨にも先週殺害されたセリア・アロザメナさんのことを思い、黄色のリボンを着用してプレーする。
スペイン出身のアロザメナさんはアイオワ州立大学のゴルフ部員で、今年の全米女子オープン出場、欧州女子アマチュア選手権を制するなどプロ入り確実なゴルファーだった。しかし、17日の午前中、キャンパス近くのコールドウォーター・ゴルフリンクスで1人で練習しているところを22歳のホームレス男に襲われ殺害された。
欧州キャプテンのトーマス・ビヨーンは25日の記者会見で「こんなことが起きるなんて悲惨」述べ、彼女と面識があり同郷のセルヒオ・ガルシア、ジョン・ラームの名を出し「セルヒオとジョンと話してごらん。彼女が本当にいい子だったということが分かるから」とビヨーンは語った。
ガルシアは幼い頃からアロザメナさんと交流があり、彼女のアイドルはずっとガルシアだった。悲しいニュースが流れた際、ガルシアは自身のツイッターで哀悼の意を表していた。
「彼女に起こったことを考えると心が痛い。出会えて本当に良かった。特別な人だった。僕の思いと祈りを彼女と彼女の家族におくります」
先週の欧州ツアー「ポルトガルマスターズ」初日は服装を黒で統一し「セリアのことを思っていた」とラウンド後にガルシアは語っていた。
アロザメナさんのためにもスペイン出身のガルシアとラームは欧州選抜チームを牽引し、地元ヨーロッパでカップを掲げることはできるだろうか。
(写真提供:Getty Images)