ウッズ「イライラする」 ロングバーディパットで魅せるも3連敗
3大会ぶりのライダーカップ(フランス/ル・ゴルフナショナル)に出場しているタイガー・ウッズ(米)だが2日間を終えて散々な結果となってしまった。
初日午前はパトリック・リードとペアを組み、のちのち大会一のコンビとなるフランセスコ・モリナリ(伊)&トミー・フリートウッド(英)と対戦。結果は3&1で欧州ペアの勝利。
2日目午前も同じ組み合わせで、ウッズ組は再び伊・英コンビに負けてしまった(4&3)。午後はブライソン・デシャンボーとコンビを組んだ。相手はまたまたモリナリ&フリートウッド。そしてまたまた欧州ペアが圧勝(5&4)とウッズは3連敗と悔しい思いをした。
「イライラする。プレーが悪くて負けた感じではない。だから余計マッチプレーではフラストレーションが溜まる。良いプレーをしても何も起きないんだから」
確かに良いプレーはしていた。2日目午前にはウッズらしくロングバーディパットを決めて見せ場を作り、リードもデシャンボーもくらいついていた。しかし、モリナリ&フリートウッドが強すぎた。
海外メディアは2人を”モリーウッド”と名付けた。それだけ一心同体で息ぴったり。「2人は3〜4メートル以内は絶対に外さなかった。それだと倒すのは難しい。パッティングが好調なペアを戦うときは多くのバーディが必要となる。それが出来なかった」とウッズが言うように、手も足もでない状況だった。
疲れがあるのも確かだろう。ここ6週間で5試合に出場し、先週のツアー選手権で米男子ツアー通算80勝を挙げフランス入りとハードスケジュール。それでもファンはウッズの勝利、雄たけびに期待している。最終日シングルス戦の相手はジョン・ラーム(スペイン)。最後にウッズは1ポイント(勝利)をチームにもたらすことは出来るだろうか。
(写真提供:Getty Images)