永井花奈が本間ゴルフ「TOUR WORLD TW747」発表会に登場
(株)本間ゴルフは2日、都内で11月16日に発売となる「TOUR WORLD TW747」シリーズの発表会を行い、同社の契約プロで国内ツアー1勝の永井花奈が登場した。
この日発表された「TOUR WORLD TW747」シリーズは、新コンセプトとなる「REAL DISTANCE」を掲げ、様々なテクノロジーが搭載されている。その軸となるのが「Precision Spine Alignment Technology」通称「P-SAT」だ。カーボンシャフトの製造工程において、カーボンシートが他の部分よりも多重になり肉厚となる背骨部分(スパイン)が、シャフトの挙動に影響を与えることから、これを6時方向に固定。そして、あらゆる過程においてスパインを徹底管理している。
「普段はあまりない」と言うほど大勢の記者・カメラマンらに見守られるなか、試打を行った永井だったが、ドライバーで250ヤード近い豪快なショットを披露。また、シャフトを脱着・回転させることなくライ角などの調整が出来る調角機能についても「毎日同じコンディションを保つのは難しいので、これで調整ができる」と良さを語った。
現在、バッグには同シリーズから6番ユーティリティを入れている。ドライバーはテスト中だが「一番最初に打った時から、全てのデータがその時のクラブより上回っていた」と語り、投入は「自分の調子が悪かったので…」と見送ったが、トーナメントで使用する日も近いかもしれない。
ユーティリティについても「今までのクラブは風に乗せて打っていく感じだったが、今は風を気にせず自分の打ちたいように打っていける」と好感触だ。永井はユーティリティの使用頻度が高く、自らも「キーポイントになる」と語るだけに「良い活躍をしてます」と笑顔で語った新相棒の存在は頼もしい。
今季序盤は優勝争いにも絡む活躍を見せていた永井だが、ここ7試合は5試合で予選落ちと停滞。「パターもショットもイマイチで、自信が持てなかった」と話したが、前週の日本女子オープンゴルフ選手権(45位)ではフェアウェイキープ率が78.57%、パーオン率も72.22%を記録して復調気配を見せる。
「TOUR WORLD TW747」シリーズには、本間ゴルフの製品には珍しくオレンジ色がアクセントで使われいるが「パワー、元気がもらえる」と永井にも好評だ。オレンジ色の新クラブから力を得て、昨年10月以来のツアー2勝目を掴めるだろうか。
(撮影:ISM)