「息子よ、お前には才能がある」全米プロ覇者を父に持つケビン・ツウェイが初優勝
更新日:2018/10/08 19:02
掲載日:2018/10/08 16:57
1986年の全米プロゴルフ選手権を制し、米男子ツアー通算8勝を誇るボブ・ツウェイ(米)の息子、ケビン・ツウェイ(米)が同ツアーのセーフウェイ・オープン(現地時間4日〜7日/カリフォルニア州/シルバラード・リゾート&スパCカリフォルニア)で初優勝を挙げた。
父が偉大なゴルファーであるため周りからの期待も大きかったが91試合目にしてついに嬉しい優勝。しかもプレーオフでツアー通算8勝のブラント・スネデカー(米)と同5勝のライアン・ムーア(米)を下しての勝利。
優勝インタビューでは「父は涙を流して(僕のことを)誇りに思っていると思う。道のりは長かったけど優勝のために頑張ってきた。父はいつも”息子よ、お前は才能がある”と言ってくれていたが、今日まで信じていなかった」と親子の夢を叶えた。
最終日は後続に3打差をつけスタートしたスネデカーが逃げ切るかと思われたが、2オーバーとスコアを落とし、1アンダーで回ったツウェイと5アンダーを記録したムーアが追いつきプレーオフとなった。1ホール目でスネデカーが脱落。2ホール目は引き分け。3ホール目で約4メートルのバーディパットをツウェイが沈め決着がついた。
「アメージングだった。派手なガッツポーズをしたかったけど、なんか変かなと思って」と控えめなガッツポーズ。これから勝利数を積み重ね、メジャー覇者となれば父は大喜びだろう。
ちなみに米男子ツアーの歴史上、親子で優勝したのは10組。ツウェイ親子の前はスタッドラー親子。父クレイグは1982年のマスターズ覇者でツアー通算13勝を誇る。偶然にも息子の名前はケビンで、2014年のウェイストマネージメント・フェニックス・オープンで優勝を果たしている。
(写真提供:Getty Images)