来年から最終戦Vで年間女王に　賞金総額は最高額の500万ドル

　LPGAツアーは米国時間13日、来年のCMEグループ・ツアー選手権の賞金総額を倍の500万ドルにし、優勝者には150万ドルが与えられると発表。今年の全米女子オープンが今までの最高額大会（賞金総額：500万ドル、優勝賞金：90万ドル）だった。

　また、年間女王の新たな決め方が発表された。畑岡奈紗らレース・トゥ・CMEグローブ・ランキング上位72人が出場する今週のCMEグループ・ツアー選手権だが、年間女王に輝く可能性がある選手は上位12人のみ。

　しかし、来年からは全選手にチャンスがやってくる。ランキング上位72人から60人のフィールドになるが、優勝者が自動的に年間女王となり、ボーナスの100万ドルと優勝賞金の150万ドルを手にする。米男子ツアーと同様のシステムとなった。

　だがシーズンを通して獲得してきたポイントが最終戦を前にゼロになることで困惑している選手がいるのも事実。ブルック・ヘンダーソン（カナダ）は「ポイントを稼ぐために優勝しようというモチベーションだったので変更されて残念。だけど賞金の増額は新たなモチベーションとなる」と良いところも悪いところもあるという感じだ。

（写真提供：Getty Images）