崔虎星の変則スイングが再び海外で話題に カシオワールドオープンで5年ぶりV
先週のカシオワールドオープンで5年ぶり国内男子ツアー通算2勝目を挙げた崔虎星(韓)の変則スイングが、再び海外で話題となっている。
25歳から独学でゴルフを始めた崔のスイングは個性的。クローズに構え、クラブをアップライトに上げ、フォロースルーで右足を上げて回転する。特にドライバーやウッドとなると、回転を利用して器用に球筋をコントロールする。
海外で変則スイングが話題となったのは今年の6月。韓国ゴルフ協会とアジアンツアーの共催大会のコロン韓国オープンに崔は出場した。同大会はライブ中継され、崔は3日目を終えて首位に立つなど優勝争いをし、大いに話題となった。さらに、アジアンツアーの公式ツイッターで崔のスイングが投稿されるとすぐに拡散された。ジャスティン・トーマス(米)が「練習場で試してみよう」とつぶやくなど、海外のトップ選手らが反応し、一気に世界の崔虎星となった。
そして今回、優勝したことで再び注目の的に。『Golf.com』は「インターネットでセンセーショナルを起こした崔虎星が優勝」、『GolfDigest』は「衝撃的なスイングを持つ崔虎星が日本で優勝し再び話題」、『skratch』は「崔虎星が日本で優勝した。この素晴らしいスイングをご覧あれ」とSNSにスイング動画集を投稿し、フォロワーから多くのコメントが寄せられている。
見た目はどうであれ自分に合っていて、結果を残せるスイングがベストスイング。崔は試行錯誤の末、今のスイングに辿り着いた。アダム・スコット(豪)やジャスティン・ローズ(英)のように綺麗にスイングして、いい球が出れば文句なしだが、ジム・フューリック(米)、ジョン・デイリー(米)、バッバ・ワトソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)らのように自由に振ってナイスショットを放てればそれもオーケー。我が道を行く崔は来週の最終戦 ゴルフ日本シリーズJTカップ(東京都/東京よみうりカントリークラブ)に出場する。
(写真提供:Getty Images)