独のチェイカ、ヤーデージブックのサイズが規定を超え失格
更新日:2019/03/03 09:19
掲載日:2019/03/02 21:22
アレックス・チェイカ(独)が米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシック初日に、規定のサイズを超えるヤーデージブックを使用していたとして失格。今年からの新ルールである規則4.3「用具の使用」に違反した最初の選手となってしまった。
ツアー通算1勝、欧州ツアー通算11勝のチェイカは去年のヤーデージブックを引き続き使用していたようで、同組のキャメロン・トリンゲール(米)が気づき競技委員に指摘。15番へ向かう途中に競技委員が確認し、失格となった。
ルールオフィシャルのロビー・ウェア氏は「アレックスは古いヤーデージブックを使っていて、縮尺の制限を超えていた。彼は古いのを使っている事は知っていた。だが、彼が縮尺の制限を完璧に理解していたかは分からない」とコメントしている。
ヤーデージブックにはグリーンエッジまでの距離、グリーンの傾斜など細かく記載されているが今年からその縮尺が変更となった。ヤーデージブックはデジタル化が進み、特にプロのものは情報量が非常に多い。
頼りすぎも良くないという事で、2017年にはゴルフルールを統括するR&AとUSGAがヤーデージブックの使用を制限する可能性があると声明を出していた。縮尺の変更で細かく読ませないようにしているのだろう。
ザ・ホンダ・クラシックのように毎年コースが変わらない大会は注意が必要。連続で出場している選手の中には、既に細かい情報が書き込まれた過去のヤーデージブックを使っている選手もいると思うが、今年からは気を付けたい。
(写真:Getty Images)