キャディが選手の後方に 米のシェンクが新ルールで2打罰
アダム・シェンク(米)が米男子ツアー「ザ・ホンダ・クラシック」の第2ラウンドに、新ルールの*規則10.2b(4)「キャディがプレーヤーの後方に立つことの制限」に違反したとして2打罰を課せられた。
17番パー3のバンカーに入りアドレスをした時、キャディが選手の後方延長線上にいたためペナルティとなった。しかし、問題は2打罰が告げられた時間。米メディアのゴルフワールドによると、第3ラウンドが始まる約40分前、練習場でウォームアップをしている時に言われたそうだ。
「ビックリした。礼儀正しく、いくつか質問をしたけどペナルティはペナルティってことで(これ以上聞かずに)ウォームアップに戻った方がましだと思った。確かにルールは破ったんだから、2打罰はしょうがない。情けなんて求めちゃダメだし、2度とやらないよ」
結局、第2ラウンドは1アンダー69ではなく1オーバー71に変更。第3ラウンドは2アンダー68で回り、通算4アンダー6位タイで最終日を迎える。ペナルティがなければ首位と1打差の通算6アンダー2位タイだったが、まだまだ優勝を狙える位置にはいる。
1月の欧州ツアー「オメガ・ドバイデザートクラシック」ではリ・ハオトン(中)がパッティングをする時、キャディが後ろにいたとしペナルティを受けるなど、まだまだ新ルールに慣れるのには時間がかかりそうだ。
10.2b(4)キャティーかプレイヤーの後方に立つことの制限。
プレーヤーかストロークのためのスタンスをとり始めてからそのストロークを行うまでは:
・プレーヤーのキャディはどのような理由であってもプレーの線の球の後方延長線上やその近くに故意に立ってはならない。
・プレーヤーがこの規則に違反してスタンスをとった場合、そのスタンスを解いたとしても罰を免れることはできない。
(写真:Getty Images)