ウッズがブッシュから左打ち 対戦相手スネデカー「戦い方を考え直さないといけない」
世界ゴルフ選手権シリーズのWGC-デル・マッチプレー(現地時間28日/テキサス州/オースティンCC)2日目にタイガー・ウッズ(米)がミラクルパーセーブを披露した。
この日、ウッズはブラント・スネデカー(米)と対戦。スネデカーが1アップで迎えた10番ミドル(387ヤード)。ウッズは約215ヤード地点に刻み、スネデカーは約315ヤード地点まで運んだ。
ウッズの2打目はグリーンオーバーし、ボールはブッシュの下へ。アンプレアブルでもおかしくない状況だったため、スネデカーは安全にグリーンに乗せるだけ。約10mから2パットで楽々2アップかと思われたが…
何とウッズはしゃがんで左打ちをする決断をし、約1.5mにつけパーセーブ。このホールを引き分けとしてみせた。結果的に17番で決着がつき、2&1でスネデカーが勝利したのだが、インパクトは”大”だった。
「2アップで11番だなと思い、待っていた。時間の無駄かなって正直思っていた」。しかし、ミラクルショットが飛び出し、「タイガーが何をしたか分からなかった(笑)。どうやってあそこからアップアンドダウンでパーセーブしたんだ。誰もあそこから打とうとは思わない。でも1.5mにつけてきたんだ」と驚きを隠せなかった。
また、「11番でタイガーに言ったんだ。”マッチプレーの戦い方を考え直さないといけないよ”って。だってタイガーがブッシュに入れたのを見たから、安全に打った。実際は難しいパットが残ってしまった」とウッズ相手だと常に攻めないといけないのかもしれない。
ウッズとスネデカーの組にはパトリック・キャントレー(米)とアーロン・ワイズ(米)がおり、ワイズは2連敗と予選敗退が決まっているが、他の選手は3日目の結果次第。ウッズは再びミラクルを起こしてくれるだろうか。
(Getty Images)