ウッズの宣伝効果は20億円以上 契約外のメーカーにも影響
更新日:2019/04/16 20:43
掲載日:2019/04/16 19:00
タイガー・ウッズ(米)がマスターズで優勝したことはスポンサーにとっても大きな意味を持つ。最終ラウンドのテレビ放送で、スキャンダルが起きても支え続けたナイキに2,200万ドル(約23億円)の宣伝効果をもたらしたそうだ。米エーペックス・マーケティング・グループが発表している。
ナイキは2016年にクラブ事業から撤退したがアパレル事業は好調で、今回最終日最終組でプレーしたウッズ、フランセスコ・モリナリ(伊)、トニー・フィナウ(米)がナイキウェアを着用。2位タイとなったブルックス・ケプカ(米)、昨季覇者のパトリック・リード(米)のメインスポンサーもナイキだ。
ナイキ以外のウッズのスポンサーはブリヂストンゴルフ(2016年にボール契約)、テーラーメイドゴルフ(2017年にクラブ契約)、飲料ブランドのモンスターエナジー、医薬品メーカーの興和、トレーディングカード会社のアッパー・デック、ゴルフシミュレーターを製造・販売するフルスイングらで、今回の優勝に喜んでいることだろう。
また、驚くことにキャロウェイゴルフの株価も上昇。モリナリや2位タイに入ったザンダー・シャウフェレ(米)らが同社とクラブ契約をしているからだと思われる。ウッズという男はただのゴルファーではないということが再び証明された。
(写真:Getty Images)