ケプカ「無理をして上を追いかける必要はない」 114年ぶりの快挙なるか
更新日:2019/06/16 20:10
掲載日:2019/06/16 19:09
<全米オープン3日目(15日)/米カリフォルニア州/ペブルビーチGL/7075ヤード・ パー71>
ブルックス・ケプカ(米)は114年ぶりの快挙に望みを繋げた。3日目は大きなミスもなく3バーディ、ノーボギーの「68」で回り、通算7アンダー単独3位。ウィリー・アンダーソン(スコットランド)以来の3連覇を狙える位置につけた。
2017年のエリンヒルズ(ウィスコンシン州)、2018年のシネコックヒルズGC(ニューヨーク州)と難コースで勝利を収めた男からすれば、首位のゲーリー・ウッドランド(米)、2位のジャスティン・ローズ(英)を抜いてリーダーボードの最上段に立つことも出来るだろう。
しかし「無理をして上を追いかける必要はない。いつも通りプレーすればいい」と冷静。先月優勝した全米プロでは最終日にスコアを4つ落としただけに、追われる難しさも理解している。
淡々とプレーをするケプカへの応援は、タイガー・ウッズ(米)らと比べれば少ないが「スリーピート(3連覇)」と叫ぶファンもおり、ケプカの背中を押した。
開幕前には米放送局のフォックスが流すコマーシャルに対して「自分が登場しないのはなぜなんだ? 2連覇しているのに注目されてないってこと? ビックリしたよ(笑)」と話していたが、3連覇をしたら一生コマーシャルでウィニングパットの瞬間が流れることだろう。
優勝すればメジャー直近9試合で5勝目。1988年、1989年と連覇したカーティス・ストレンジ(米)は「肉体的にはゴルファーとして別次元で、彼は真のプロフェッショナル」と評価。1990年は21位タイと3連覇を逃しただけに、ケプカには達成して欲しいという思いは強いだろう。