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松山英樹も大量リードに貢献 17番ではロングパット沈め魂の咆哮

更新日:2019/12/12 18:58
松山英樹も大量リードに貢献 17番ではロングパット沈め魂の咆哮
17番で長いパットを沈めてガッツポーズ。(写真:Getty Images)

 

◇ザ・プレジデンツカップ・初日◇12日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)

 すべてのプレーがうまくいったわけではなかったが、松山英樹は終盤ロングパットを沈めて大きくガッツポーズ。チームのポイントゲッターとしての役目を果たした。

 フォアボールで行われた初日はショットに関してはキャプテン、アーニー・エルス(南ア)の指示通りできたという中で「パッティングがなかなか思うようにいかなかった」。3番で突破口となるバーディを奪って以降はリードしたが、パットには課題が残った。

 それでもこの日は「CT(パン・チェンツン)が僕が微妙なパットを残っている時に全部決めてくれたのですごく助かった」と相方のフォローもあってリードを続けると、見せ場は17番でやってきた。第2打目をピンから約8メートルの位置につけると、パンも2メートル弱につけた中で「CTがもうつけているので入るだろうと思ったんですけど、勝つか負けるかのところでプレッシャーのかかるパットだったと思うので、先に決めてあげたらすごく楽になるかなと思って」。しっかりラインを読み切ってこのロングパットを沈めてみせた。

 ボールがカップに入った瞬間には、いつも泰然自若とした松山にしては珍しく感情を爆発させたような大きなガッツポーズを披露。直前の16番でタイスコアに戻されていただけに、相手に傾きかけた流れを再び世界選抜に手繰り寄せる値千金のパットとなった。

 唯一世界選抜が勝利した1998年もリードから入っており、久々の勝利に向け吉兆だ。「ここまでリードするのは僕は初めてなので違和感がありますけど、でもやっぱりみんなが良いプレーをした結果だと思うので、それを続けてできるようにしたい思います」。

 大会2日目のフォアサムではアン・ビョンホン(韓)と組んで出場。相手は初日米国選抜で唯一勝利したタイガー・ウッズ&ジャスティン・トーマスのポイントゲッター2人との対戦となったが、好調・世界選抜をリードし、2度目の大会Vに突き進む。

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