マキロイやケプカが陽性反応のワトニーを気遣う
19日、米男子ツアーのRBCヘリテイジ(米サウスカロライナ州/ハーバータウンGL)に出場していたニック・ワトニー(米)が今大会前の新型コロナウイルスの検査では陰性だったものの、第2ラウンド開始前の検査で陽性となり棄権したことを受け、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ブルックス・ケプカ(米)がワトニーを気遣うコメントを出した。
英スカイスポーツによると、ワトニーはスタート前のパッティング練習場でマキロイの近くで練習をし、会話もしていたことから「近づき過ぎていなければいいのだが」とマキロイにテキストメールを送信。マキロイは「一定の距離は保っていたよ。彼はコースに来てしまったことを申し訳なさそうにしていたけどしょうがない。(感染していたことを)知らなかったんだから。『自分が彼の立場だったらコースに来ていたと思う。とにかく今は体調が良くなるように専念して』と伝えたよ」と返し気遣った。
ケプカがワトニーの検査結果のことを知ったのは同組のダニエル・バーガー(米)からで「後半の17番をプレーしている時に教えてくれた。クラウド・ハーモン(ケプカのコーチ)とダニエルが話していて、そこでダニエルはワトニーが陽性だったことを知ったみたいだ。詳しくは知らないけれど、駐車していた場所が隣でワトニーのことは朝みかけたよ」と明かした。
また「選手たち、ツアーと皆が安全に過ごせるよう出来る限りのことはしている。毎週検査も受けているし、毎日問診票にも記入している。ワトニーが感染してしまったのは残念だが、彼にだけに留まり広がらなければとも思う。広がってしまったら大きな問題になるからね」ともケプカはコメントをしている。
なお、現在のところ中止のアナウンスはなく通常通り決勝ラウンドが行われる予定だ。